ゲーム

やっぱつれぇわ。FF15 エピソードノクティス発売

こんにちは。

私の大好きなゲーム、ファイナルファンタジー15が、2019年3月26日発売のDLC「エピソード アーデン」をもって、いったん全ての展開が終了しました。

ヴェルサス時代から含めると10年間の開発期間を経て、2016年11月29日に発売されたファイナルファンタジー15。
本編発売前には映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」や、ノクトたちの絆を描くアニメーション「「BROTHERHOOD FINALFANTASY XV」が発表されて話題になりました。
また、本編発売後も、無料アップデートでのクエスト開催や、無料DLCの「モグチョコカーニバル」と、アサシンクリードとのコラボの「アサシンズフェスティバル」など様々な形でユーザーを楽しませてくれました。

スクエニカフェではFF15コラボがあるたびにチケット戦争が勃発。コースターを集めるためにドリンクファイトがんばりました。

いろいろな想い出を作ってくれたファイナルファンタジー15が私は本当に大好きですが、ひとつだけ残念だと思ったことがあります。
それは、以前開発が発表されていたDLC「エピソード ノクティス」の開発が中止になったこと。
本編のノクトの物語が悲しすぎて、クリア後数日立ち直れなかった私にとって、エピソードノクティスの発表があったときは心の底から喜びました。悲しい結末ではない、もうひとつのノクトの物語が体験できると思ったから。

でも、それは叶いませんでした。「エピソード ノクティス」と同時に発表されていた「エピソード アラネア」「エピソード ルーナ」も開発中止。「エピソード アーデン」のみの発売となったのです。

開発中止のおしらせの落胆っぷりを書いた記事はこちら↓↓↓

やっぱつれぇわ。FF15 DLC制作中止【ノクトに会いたい】こんにちは。 みなさんはファイナルファンタジー15はプレイされましたか? 私はFF15が大好きで、プレイ時間200時間以上、...

開発中止のお知らせの際、開発陣の方から「今回制作できなかったDLCについては、なんらかの形でお届けしたい」という言葉がありました。
そして、その言葉通り、別の形で「エピソード ノクティス」を手にできることになったのです。

「小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-」発売

2019年4月25日に発売された「FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-」。小説という形にはなりましたが、こちらにDLCとして配信されるはずだった「エピソード アラネア」「エピソード ルーナ」「エピソード ノクティス」の物語が入っています。

「神に抗うのか、運命に従うのか。FINAL FANTASY XVに隠されたもう一つの結末」

というキャッチコピーが表すように、本編では運命に従ったノクトが、小説版では神に抗い、もうひとつの結末を迎えるのではと期待していましたが、まさにその通りでした。

もうひとつの結末といえば、DLC「エピソード イグニス」でのifルートがありました。イグニスが何よりも大切にしていたノクトを守るために、運命に抗い迎えたハッピーエンド。私はあのエンディングが大好きで、今も定期的に遊んでいます。
「エピソード ノクティス」は「エピソード イグニス」とはまた一味違ったストーリーで、でもきちんとハッピーエンドになっていました。ゲームでは自分の命を捧げることでしか世界を救うことができなかったノクトが、自分も生き残る選択をして世界を救います。最高。

叶うことならゲームでノクトのもうひとつの結末を見届けたかったけど・・・。でも一度あきらめていたので、小説という形とはいえ、その結末を知ることができたのはとてもうれしいです。

FF15小説:特典満載の特装版「CELEBRATION BOX」

「FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-」には特典満載の「CELEBRATION BOX」があります。

こちらは小説本体の他、小説の前日譚となるアニメーション作品『FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN – PROLOGUE』のBlu-ray、未公開アートを含む各エピソードの設定画を収録したアートブックレット、オリジナルポストカードセット、オリジナルコースターという豪華な特典が付いたもの。
小説の通常版は各書店でも購入できますが、「CELEBRATION BOX」はスクウェア・エニックスのオフィシャルショップ「e-STORE」のみでの販売となりました。

コースターはスクエニカフェのコースターと同じサイズだそうです。わかってらっしゃる・・・。ありがとうございます。

ポストカードのピアノを弾くノクトもかわいすぎませんか!? ノクトに「ピアノのための幻想的夜曲-NOCTIS-」を弾いてもらったら私は号泣ですね。

 

FF15本編は「ノクト」のストーリー

FF15は「中途半端」「内容が薄い」といった批判も数多く聞かれました。
確かにみなさんのおっしゃることもごもっともだと思います。メインストーリーだけ進めたらものすごく短いですし、ストーリーの内容もいまいちわかりません。
「これに10年待ったのか・・・」と落胆する方もいらっしゃると思います。

でも、FF15の本編はノクトの視点で描かれたストーリーということを念頭に置くと、見方が変わってくるかもしれません。
あの物語はノクトが見て、体験したストーリーです。ノクトが見ていないことは描かれていません。だから、なぜ帝国が攻めてきたのかもわからない。グラディオと別行動していた時に彼が何をしていたのかも、イグニスがなぜ目を負傷したのかも、プロンプトが捕まっていた時の状況も、本編ではわかりません。だってノクトはその場面を見ていないから。

ノクトが見ていないことを補完するには、映画「KINGSGLAIVE」を観たり、DLCの「エピソード グラディオラス」「エピソード プロンプト」「エピソード イグニス」をプレイする必要があります。
それを全部入れて本編として出すべきだった、という意見もあります。確かにそうかもしれません。でも私は、この「ノクトの物語」のFF15だからこそ、ノクトやみんなとの日々を楽しむことができたし、ノクトに感情移入してプレイすることができたと思っています。

FF15はサブクエストで寄り道すればするほど、ノクトたちとの思い出が増えて、メインストーリーにも深みが増し、最後のエンディングは号泣になると思います。
もしこれから初めてプレイする方がいらっしゃいましたら、ぜひ寄り道しまくってください。サブクエスト全部回収してください。

FF15 今後の展開について

3月26日に生放送で配信された「FINAL FANTASY XV アクティブ・タイム・レポート FINAL」で

「小説やエピソードアーデンがたくさん売れたら、今度はドラマCDにしてみようとか、それをアニメーションにしてみようとか、それがもっと売れたらゲームにしてみようとか、そんな風につながっていったらいいと思う」

とFF15ディレクターの大藤さんがおっしゃっていました。

口で言うのは簡単だけど、すごく難しいことだとは思います。でも、一旦開発中止になった「エピソード ノクティス」をなんらかの形でお届けしたいとおっしゃり、本当に小説という形で実現してくださったことを思うと、ファンのがんばりによっては今後の展開もほんの少しの希望があるのではと思っています。

私はこれからもFF15を応援していきます。まずはドラマCDを目指して、大好きな栗田さん(FF15アニメのキャラクターデザイン総作監さんです)のアニメーションになることを願って。そしていつか、DLCで運命に抗うノクトをプレイできることを願っています。